遅すぎる年齢で盆栽作家の道に入り、独学で学ぶにも拘わらず、貪欲さと素直さで精進し、日本盆栽作風展最高賞の内閣総理大臣賞4回受賞をはじめ、各賞の最高賞を受賞。
また盆栽を正当に展示すべく、私財を投じて「春花園BONSAI美術館」を開設する傍ら、国内外に広く門戸を開き、育てた弟子は30か国、125人に及ぶ。
日本の伝統文化における優れた成果と貢献が認められ、文化庁長官表彰を受賞。
名実ともに世界最高の盆栽作家の一人となる。
ここに至る道のりは順風満帆とは程遠く、講演会では波乱万丈の半生を語る。
昭和23年(1948年)東京都生まれ。都立農産高等学校園芸科卒業後、実家の園芸農家へ。
第七回日本盆栽作風展で内閣総理大臣賞を受賞した五葉松「奥の巨松」との衝撃的な邂逅を果たし、51年(1976年)より盆栽作家への道を歩み始める。
平成元年(1989年)に日本盆栽作風展で「内閣総理大臣賞」を受賞したことを皮切りに、同賞を4回受賞、皐樹展で「皐樹展大賞」を6回受賞、国風盆栽展において「国風賞」を16回手掛け、200人以上の入選者を育てる。
盆栽普及のために海外30か国を100回以上訪問し講演会を行うほか、国内外で100名を超える弟子を受け入れている。
平成14年(2002年)春花園BONSAI美術館開館。令和2年(2020年)文化庁長官表彰。
盆栽と水石を飾る作法「景道」の家元三世を令和4年(2022年)に継承。
主著に「盆栽芸術(天)」「盆栽芸術(地)」「BONSAI」「イチから教える盆栽」等。
最新刊に「一流の人に学ぶ人生で自分の才能を花開かせる方法」 (ぱる出版)。