2015年から2017年の3年間、厳冬期の北極圏でおこなわれたレースに参加。
1回目、2回目はリタイア。3回目の挑戦で完走を果たす。
レースだけでなくトレーニングや準備で完走までの現地滞在日数は70日を超えた。
暗闇そしてオーロラ…今までほとんど語っていないレース外での孤独な戦いの様子にも触れていく。
本講演を通じて、細かな積み重ねを繰り返すことで大きな困難を乗り越えていく力になることを感じていただければ幸いである。
1973年神奈川県生まれ。
2007年に日本ではサハラマラソンとして知られているMarathon Des Sables (モロッコ)に出場し砂漠レースにはまる。
その後、アタカマ・クロッシング(2011年・チリ)、ゴビ・マーチ(2011年・中国)に出場し、2012年11月にラスト・デザート(南極)に出場。
さらに2016年にサハラレース (ナミビア)を走り砂漠のシリーズ戦「4Desertsシリーズ」完全完走となった。
北極地方のレースは、2015年2月にカナダ・ユーコンでおこなわれるYukon Arctic Ultraに出場したがリタイア。
翌2016年に再挑戦し300km以上進むことができたがまたもリタイア。
そして3度目の極寒レース6633 Arctic Ultra (567km、8日間)でようやく完走することができた。
2015年と2017年にNHKグレートレース「世界で最も寒く過酷なレース カナダ・ユーコン700km」「大氷原に立ち向かえ~カナダ北極圏567km~」で特集された。