SHIEN学とは「重なりのなかったところに新たに重なり(人と人、人と環境など)を創り、させる・させられるではなく、してもらう・してあげることを交換する科学」です。複雑で多様化し、変化が激しい時代には、組織もそこで働く人も本来のあり方を見つめ、組織の存在意義とその人が生きる意味との間に重なりを創っていくことが求められます。それにより働く人はその人本来の力や輝きを発揮することができ、組織は社会貢献度が高い事業ができて業績も社会的評価もあがります。それを可能とするSHIEN学という科学に基づきその実践方法や課題を皆さんと深めていきたいと思います。
SHIENアカデミー代表・SHIEN学創始者
舘岡 康雄 氏
東京大学工学部応用化学科卒。日産自動車中央研究所に入社し、研究開発部門、生産技術部門などを経て、人事部門で世界一のV字回復と謳われた日産の復活のエッセンス「日産ウェイ」を確立、そして伝承。その傍ら社会学で博士号を取得し、「SHIEN学」を創立。
現在、静岡大学大学院教授、1996年、プロセスパラダイム、コーズパラダイムを提唱し、「SHIEN」に関するワークショップや講演活動を展開。
『世界を変えるSHIEN学:力を引き出し合う働きかた』(フィルムアート社)
『利他性の経済学:支援が必然になる時代へ』(新曜社)
『シナジー社会論:他社とともに生きる』(東京大学出版会(共編著))など著書多数。
SHIEN学アドバイザー
野澤 栄一 氏
東京水産大学(現東京海洋大学)食品生産化学科卒。青旗罐詰(現アヲハタ)に入社し、品質管理部門、経営企画部門などを経て2012.1~2019.2代表取締役を務める。現同社相談役。
SHIEN学アドバイザー。国内のジャムのメーカーから世界にフルーツ加工を展開する「フルーツのアヲハタ」を目指し経営改革を推進するなかでSHIEN学に出会う。企業の成長力の源泉は組織での働きがいと自分自身の仕事のやりがいにあり、ビジョンの実現は一人ひとりの「自分ごと化」にあるという実体験から、2019.3「オフィス夢工房」を設立し「SHIEN学」に基づき人と社会を幸せにする活動に取り組んでいる。